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日本獣医再生医療学会 第14回年次大会
The 14th Annual Meeting of the Japanese Society for Veterinary Regenerative Medicine

ご家族に笑顔を届けられる細胞療法を実施するには
- みんなで考えよう -



≪特別講演・基調講演・教育講演について≫

講演・登壇者紹介

 <905>第一会場 2月2日(土)12:50~13:00
 稲葉俊夫 (大阪府立大学/日本獣医再生医療学会理事長)

 日本獣医再生医療学会 第14回年次大会 開会の辞
 「民学産の血と技術の結集」

 - 大会長挨拶より -
日本獣医再生医療学会 第14回年次大会では、『細胞療法でご家族に笑顔を届ける』をテーマに、特に双方向性の全員参加型発表形式を企画しております。先日、細胞療法の分野から日本人がノーベル医学生理学賞受賞という快挙が報じられましたが、加速度的に見つかる新知見から、本大会においても細胞を用いた新しい治療法を模索する活発で自由な討論が繰り広げられることを心より願います。本大会では獣医再生医療の発展には企業連携が必須であり、・多くの協賛企業と豊富な展示ブースで活気溢れる大会とする ・ 無料の実技講習会にて細胞培養の基礎からテクニックを磨くことができる大会とする・インターナショナルセッションとして海外講師の講演を開催し、世界の獣医再生医療との連携を目指す の3つをコンセプトに掲げ、その達成のための努力を惜しみません。より意義深い年次大会とするため、多くの皆様のご出席を心よりお待ちしております。
 


<905>第一会場 2月2日(土) 13:00~13:15
 石田卓夫 (赤坂動物病院/日本獣医再生医療学会顧問)
 
 日本獣医再生医療学会 第14回年次大会 開催祝



<905>第一会場 2月2日(土) 13:40~15:00  (協賛)セルトラスト・アニマル・セラピューティクス株式会社
 牛草貴博
(動物再生医療センター病院)
 福田 威
(動物再生医療センター病院)
[学術倫理講習会]  <第一部>再生医療を行う前にやるべきこと -トラブルを回避する為の倫理とインフォーム-
臨床に携わる獣医師は臨床現場で遭遇する疾患をどのように治療するかを毎日必死に悩み、決定しています。そして治療後にはその効果を検証し、次の判断に活かしていくかを考えることは、われわれの一生のテーマであると思います。既存の治療法では対応ができない疾患ともなれば、臨床獣医師は尚更、「次の一手」が欲しくなるのではないでしょうか。確かに、幹細胞治療、免疫細胞治療などの再生医療はその「次の一手」として、小動物臨床の世界では期待されています。一方で、各種メディアなどで再生医療の煌びやかな世界が紹介されればされるほど、一般世間でもその期待は高まり、飼い主様からの過度な期待のみ、獣医師も一縷の望みにかける気持ちだけで、根拠に乏しい治療が行われているのも現実です。しかしながら、再生医療は万能ではなく、すべてが安全というものでもありません。今回は動物再生医療に私達が臨む際に、あらかじめ心得ておくべきことについて会場のみなさまと考え、議論し、明日からの動物再生医療にまた新たな気持ちで対峙するきっかけとなる時間にしたいと考えます。

<第二部>細胞治療の実用化に向けたセルトラストの取組み
獣医師の先生方は、普段使われている薬剤について、その品質(クオリティ)や適応疾患に疑問を持たれたことはあるでしょうか。ほとんどの先生方は、薬剤の品質や適応に疑いを持つことなく、患者さまへの治療に使用されていることと思います。細胞を用いた治療にも全く同じことが言えると私達は考えます。細胞治療の揺るぎないエビデンスを確立し、再現性のある奏功を期待するためには、投与する細胞の品質が一定であること、かつ、有効性が証明された特定の疾患の症例に対してその細胞を投与することが重要です。当社は、品質が一定に保証された皮下脂肪由来の間葉系幹細胞を開発・製造し、イヌの様々な疾患に対してその細胞を用いて臨床研究を実施し、エビデンスデータを蓄積しています。本講演では、当社の細胞製造における品質保証体制や、その細胞に紐付いたエビデンスデータの一部についてご紹介し、細胞治療における品質の重要性と、対象疾患における奏功について議論を展開していきます。


<905>第一会場 2月2日(土) 15:20~16:30
 前川直也
  (北海道大学大学院獣医学研究院先端創業分野)
 
[学術倫理講習会] 免腫瘍免疫の基礎と応用 免疫チェックポイント阻害剤を用いたイヌ腫瘍治療の試み
腫瘍に対する免疫応答の存在は古くから認識されていましたが、それを利用した免疫療法が外科治療、抗がん剤治療、放射線治療に次ぐ第4の治療としての地位を確立したのはつい最近のことです。Science誌のBreakthrough of the year 2013に「がん免疫療法」が選出されたことや、また2018年に京都大学の本庶教授が免疫チェックポイント阻害によるがん免疫療法の発見の功績によりノーベル医学生理学賞を受賞したことは記憶に新しいと思います。「腫瘍と免疫」は今まさにホットな、注目を集める研究領域です。本講演では腫瘍に対する免疫応答の基礎から、最新のヒト腫瘍の免疫療法の話題を紹介します。さらに免疫療法のイヌの腫瘍治療への応用例として、北海道大学において開発したイヌ用免疫チェックポイント阻害剤(抗PD-L1抗体)を用いた臨床研究について、時間の許す限りご紹介したいと思います。



<905>第一会場 2月3日(日) 12:00~12:50   協賛)セルトラスト・アニマル・セラピューティクス株式会社
[ランチョンセミナー] 細胞治療の普及に向けて
本ランチョンでは、獣医療における再生医療・細胞治療の現状やこれまでの経緯・背景に加えて、一般診療を行う動物病院において現在抱えている課題・ニーズについて、実際に臨床を行っている獣医師の方からお話しをいただきます。それらの課題やニーズに対して、今後、再生医療・細胞治療が、臨床獣医師の誰もが実践でき、信頼できる確かな治療法として普及することを目指した「動物再生医療センター病院と一般診療を行う動物病院との新たな連携の仕組み」について、セルトラスト・アニマル・セラピューティクス株式会社の取組みを紹介させていただきます。


<905>第一会場 2月3日(日) 13:10~14:10
 岸上義弘 (岸上獣医科病院/日本獣医再生医療学会顧問
 
 日本獣医再生医療学会 前会長記念講演
 「学会誕生秘話~ここまでの道のり」



<905>第一会場 2月3日(日) 14:40~15:30
 李 禎翼(韓国建国大学)
 
 国際交流 「韓国の再生医療の現状」
 韓国における再生医療製品と獣医再生医療の現状について紹介します
- プロフィール -
1992~1998 高麗大学学士(生命工学)
1998~2001 建国大学学士(獣医)後獣医師資格(韓国)
2002~2003 東京大学農学生命科学研究科研究生
2003~2007 東京大学農学生命科学研究科博士修了(獣医学博士:獣医外科)
2007~2010 東海大学医学部外科学系整形外科学(専任研究員)
2010~2014 建国大学大学医生命科学科助教授
2013     東海大学医学論文博士修了(医学博士:整形外科)
2014~   建国大学大学医生命科学科副教授(内部兼任)
2015~   建国大学大学獣医科大学獣医学科副教授
2016~2017 アメリカコーネル大学訪問教授(獣医臨床学)
2017~   建国大学大学獣医科大学獣医学科副教授(獣医産科学)


 <905>第一会場 2月3日(日)15:30~16:30
 横山篤司 (さくら動物病院/日本獣医再生医療学会副理事長)

 ガイドライン/施設届出制度/他家幹細胞実施報告について
犬・猫における再生医療及び細胞療法に関する安全性確保に関する指針」が2018年4月に発表されました。昨年の年次大会において、この新しいガイドラインについて説明を行いましたが、発表後まだ日も浅く、皆様には新たによくわからない点が出てきたかもしれません。また、今年度から多くの新たな会員様を迎えることもあるかと思います。そこで、本大会におきましても改めてガイドラインのガイダンスの時間を設けます。関連して、10月より施設届出の受付が始まり、進捗状況につきまして報告します。年度末に予定されている他家幹細胞報告についてもアナウンスいたします。獣医療現場で安全に再生医療及び細胞療法を提供するために、できるだけ多くの皆様にご参加いただけますよう、よろしくお願いいたします。


 <905>第一会場 2月3日(日)16:30~17:00
 横山篤司 (さくら動物病院/日本獣医再生医療学会副理事長)

 日本獣医再生医療学会 第14回年次大会 閉会の辞

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